SNSコンサルとは|費用相場・役割・選び方・成功事例を解説
Date : 2024/09/12
本記事では、SNSコンサルの役割・業務内容とその効果、SNS運用代行との違い、コンサルティング支援会社を選定する上でチェックしておくべきポイントを詳しく解説します。
SNS戦略の専門家である「SNSコンサル」。
「せっかくフォロワーを集めたが、次にどう繋げれば良いのかわからない」「ノウハウが無く、データの分析・考察ができない」といった悩みを抱えている人は、ぜひ本記事を参考にSNSコンサルの導入をご検討ください。
この記事でわかること
- SNSコンサルとは?
- SNSコンサルの流れ・実施内容
- SNSコンサル会社の選び方
SNSを使ったマーケティング事例はこちらからダウンロードくださいませ。
目次
SNSコンサルとは?
SNSコンサル(SNSコンサルティング)とは、企業やブランドのSNS公式アカウント運用について、その戦略設定から分析・改善提案など、アカウントの目的達成に貢献する専門家(SNSコンサルタント)によるマーケティング活動のサポートです。
SNSコンサルは、クライアントの目指すゴールや現在の立ち位置に合わせ、まず「認知拡大・ファンづくり」「購買・行動喚起」「コミュニティ醸成」といった、SNS運用の「目的」を設定。その目的に合わせ、ターゲット層の設定やコンテンツの方向性、運用戦略などのアドバイスをおこないます。
SNS運用で成功のカギを握ると言っても過言ではない「分析・改善」部分も、SNSコンサルであれば、自社の成長フェーズや競合他社の状況を踏まえた、より専門的な角度から実施できるため、その後のアカウントの順調な成長も期待できるでしょう。
SNSコンサルとSNS運用代行の違い
SNSコンサルと似たサービスとして、SNS運用代行があります。
企業やブランドのSNS公式アカウント運用をサポートするという点で両者は共通していますが、業務において軸足を置く部分が異なっています。
一般的に以下のような違いがあります。
項目 | SNSコンサル | SNS運用代行 |
---|---|---|
主な業務内容 | 運用方針の策定、投稿分析・改善に向けたアドバイス | 日々のSNSアカウント運用、投稿管理 |
クライアントの関与 | コンサルの助言を受けながら、クライアントが主体的に実務を担当 | クライアントは運用を委託し、実務は主に代行会社が担当 |
主な対象者 | SNS運用を自社で行いたいが、専門的なアドバイスが欲しい企業 | SNS運用に時間やリソースを割けない企業 |
項目 | SNSコンサル | SNS運用代行 |
---|---|---|
主な業務内容 | 運用方針の策定、投稿分析・改善に向けたアドバイス | 日々のSNSアカウント運用、投稿管理 |
クライアントの関与 | コンサルの助言を受けながら、クライアントが主体的に実務を担当 | クライアントは運用を委託し、実務は主に代行会社が担当 |
主な対象者 | SNS運用を自社で行いたいが、専門的なアドバイスが欲しい企業 | SNS運用に時間やリソースを割けない企業 |
SNSコンサルが投稿文を作成・提案したり、SNS運用代行が分析・改善業務をおこなったりもするため、両者の業務範囲は被る部分もありますが、おおまかには以下のような認識で間違いないでしょう。
- SNSコンサルは、主に“戦略・分析/改善サポート”を請け負う
- SNS運用代行は、主に“実務領域”を請け負う
ゆくゆくは自社内でSNSアカウント運用をするためにSNSのリテラシー向上や分析・改善力を社内で高めたい場合はSNSコンサルが有用。
SNS運用業務は丸ごとアウトソースしたい場合などはSNS運用代行が有用となるでしょう。
SNSコンサルの費用相場
コンサルティングの費用はプランによって幅がありますが、コンセプト設計から運用マニュアル作成、投稿企画・管理、分析、レポートまで含めトータルで月額40万円程度が相場です。
上記のようなコンサルティング業務の他、画像や動画などのコンテンツ作成や、いいね・コメント対応といった実務までを丸ごと依頼する場合は、月額50〜100万円程度が相場となります。
SNSコンサルは、どの業務をどの程度のレベル感で依頼するかによって費用が大きく変動するため、予算とのバランスを考えて依頼内容を検討していきましょう。
SNSコンサルの役割・業務内容
SNSコンサルの役割や業務は、大きく以下の4つに分けることができます。
- SNS運用の目的の設定
- SNSの専門知識を活用した戦略立案
- SNSアカウントのコンセプト・方針策定
- レポートの作成(分析・改善)
SNS運用をおこなう上でベースとなる「目的」の設定から、戦略立案、具体的な改善提案を含むレポート作成までを幅広くサポートします。
戦略立案のステップやレポートにおける分析・改善提案のレベル感など、コンサルごとに業務の粒度は異なるため、自社の求める粒度と合致しているか事前に確認しておくと良いでしょう。
SNSコンサルの流れ
ここからは、SNSの業務の流れを具体的に解説していきます。
ステップ1. SNS運用の目的の設定
まずはSNSを運用する「目的」の設定です。
あくまでもSNS運用は、数あるコミュニケーション・プロモーションの中の一手段に過ぎません。「SNSのフォロワーを増やすこと」「エンゲージメントを伸ばすこと」など、“アカウントの成長”そのものが運用の目的になってしまっては本末転倒です。
そのためSNSコンサルは、企業やブランドが目指すゴール(KGI)や現在の市場規模、アカウントの成長フェーズなどを踏まえながら、マーケティングファネルのどの部分をSNSが貢献すべきかという広い視点で運用目的を設定していきます。
上記は、テテマーチが提唱する、SNS時代の消費行動モデル「PERCARS(パーカーズ)」。
この図からわかるように、SNSは認知からブランディング、ファンづくり、購買にいたるまで、フルファネルで対応可能です。
■ SNS運用の目的に設定されることの多い項目
- ECサイトや公式サイト/実店舗への導線・誘導
- UGC数の増加
- 潜在層への認知度向上/発見される瞬間の創出
- ブランド好意度の向上(いいね・コメント・保存)
- LTV(顧客生涯価値)の向上
例えば、まだブランドが発展途上で「ブランドと出会う:Encount」フェーズに課題がある場合、SNSでは「潜在層への認知度向上/発見される瞬間の創出」を目的に、ショート動画やキャンペーンを軸にした施策を進めるのが良いと判断。
一方、既にブランド認知はとれているものの、ブランドへの共感・興味関心の引き上げが足りず「ブランドの理解を深める:Research」「ブランドの伝達:Communication」フェーズの強化が必要な場合、SNSでは「ブランド好意度の向上(いいね・コメント・保存)」や「ECサイトや公式サイト/実店舗への導線・誘導」を目的に、コミュニケーション施策を進めるのが良いと判断します。
なお、目的の設定は、訴求する商材ジャンルに合わせたプラットフォーム選定とともに考えられることが多いです。(プラットフォーム選びについてはこちら)
ステップ2. SNSの専門知識を活用した戦略立案
目的が定まったら、次はその目的の達成に向けて、SNSをどのように運用していくかを考えていきます。以下は、戦略立案で主に考慮される要素です。
- 扱う商材ジャンル
- 運用目的
- 自社商品・サービスの強み
- 使用するプラットフォーム
- 強化したいフェーズ
- ターゲット層
- ターゲットの特性・ニーズ
SNSコンサルはプラットフォームごとの特性や最新アルゴリズム、トレンドといった専門知識を有しています。その専門知識と、上記の要素を組み合わせ、最も効果的なコンテンツやコミュニケーション方法を導き出すのが、このステップにおけるミッションです。
例えばケース1のように、ファッション関連と相性の良いInstagramを使用しているが、認知に課題があるという場合、2024年4月30日のアルゴリズム変更によりフォロー外リーチが強化されている「リール」を使ったアプローチをしていこう、という戦略が立ちます。
■ ケース1
・商材ジャンル:ファッション関連
・運用目的:潜在層への認知度向上/発見される瞬間の創出
・使用するプラットフォーム:Instagram
・強化したいフェーズ:認知フェーズ(Encount)
・ターゲット層:20代〜30代
また、ケース2のように、ゲーム/玩具と相性の良いX(旧Twitter)を使用しているが、商品紹介のみに終始しており、ユーザーとの距離が深まっていない状態の場合、X(旧Twitter)の「コミュニティ」機能(※)を使った施策や、テキスト形式というプラットフォーム特性を活かした、口コミ投稿企画を進めていこう、という戦略が立ちます。
※特定のトピックに興味のあるユーザーだけが集まるグループを作成できる機能
■ ケース2
・商材ジャンル:ゲーム/玩具
・運用目的:UGC数の増加
・使用するプラットフォーム:X(旧Twitter)
・強化したいフェーズ:関係構築(ファン化)フェーズ
・ターゲット層:30代〜40代
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ステップ3. SNSアカウントのコンセプト・方針策定
運用の目的と戦略が決まったら、次はアカウントの方向性を定めていきます。
訴求内容の定義
SNSアカウントの核となるメッセージや価値を明確にし、ターゲット層にどのようにアプローチするかを決定していきます。以下は、その際におこなうべき3つのアクションです。
- ブランドの個性と価値観の明確化:企業やブランドとしてどのようなメッセージを伝えたいのかを、改めて定義します。例えば、革新性を強調するか、信頼感や親しみやすさを重視するかによって、アプローチやトーンが変わります。
- ターゲット層の選定:そのプラットフォーム内の、どの層に向けて発信するのかを明確にすることで、訴求力を高めます。ビジュアルのトーンや扱うトピックも、ターゲット層に合わせ、ここである程度固めておきます。
- 競合分析:競合他社のSNSアカウントや戦略を分析し、差別化できるポイントを見つけることで、訴求内容を最適化します。
運用マニュアルの策定
アカウントの一貫した運用を確保するとともに、トラブル発生やブランドイメージの損失を避けるため、具体的なガイドラインを設けます。以下は項目例です。
- 投稿頻度とタイミング:「1日1投稿」「営業時間内の投稿」など、その企業・ブランドにとって最適な投稿頻度とタイミングを定めておきます。
- 投稿の内容基準:投稿するコンテンツの種類や、テキスト・画像・動画のバランスなど、ブランドイメージに一貫性を持たせるための基準を細かく定めます。特に、プライベートな内容のコンテンツも含める場合、ブランドイメージにそぐわない投稿や、法律に抵触する投稿をしてしまわないよう、NG内容を明確に記載する必要があります。
- コミュニケーションのトーンと対応方針:フォロワーとの対話における言葉遣いや、クレーム・フィードバックへの対応方法も明文化し、チーム全体で共通理解を持つようにします。
プロフィール設計
SNSのプロフィールは、アカウントの第一印象を決定づける重要な要素です。
特にInstagramはビジュアル×ストック型のプラットフォームであるため、テキスト×投稿が流れていくタイプのX(旧Twitter)などに比べ、よりプロフィール設計は重要となります。
以下は、Instagramでフォロワーが増えていく流れをまとめたものです。これによると、フォロワーを増やすには、「プロフィールにアクセスした人」を、いかにそのまま「フォロワー」に転換させられるかが肝であることがわかります。
たとえあるコンテンツが成功し、大量のプロフィールアクセスが確保できたとしても、プロフィールを一見して、発信するコンテンツのテーマが一貫していない・何を届けてくれるアカウントなのかわからないと判断されてしまったら、フォロー機会を逃してしまうでしょう。
そのためSNSコンサルは、アイコンやサイトのURL設定はもちろん、プロフィール文でアカウントの世界観をわかりやすく表現したり、ハイライトをテーマごとに見やすく分類したりと、“フォローする価値のあるアカウント”として魅力が最大限に伝わるよう、細かな部分まで作り込んでいきます。
ステップ4. レポートの作成(分析・改善)
実際にSNS運用をスタートしたら、その成果状況を定期的にレポーティングします。
以下は、レポートで使われる主な指標です。
- フォロワー増加率
- フォロワー構成比
- プロフィールアクセス数 / 率
- リーチ数
- 投稿別エンゲージメント(再生数、視聴完了率、いいね率、コメント数・内容、シェア数、保存率)
- 再生回数上位の投稿への考察
- 視聴完了率上位の投稿への考察
- 動画時間、エンゲージメント、インプレッションを軸としたコンテンツ傾向分析
レポートでは、エンゲージメントやリーチ数、フォロワーの増加率といったKPIの進捗報告とともに、立案した戦略の成功度合いの分析や具体的な改善提案、次の施策への提言などがおこなわれます。
なぜこのコンテンツは上手くいったのか、今アカウントはどのフェーズにいるのか、次に何をすべきかなどを、SNS内のトレンドや競合他社の状況などを踏まつつ共有してくれるため、クライアントは途中で方向性に迷ってしまうことなく、安心して運用をおこなうことができるでしょう。
SNSコンサル・会社の選び方
ここからは、SNSコンサル・会社を選ぶ上でチェックしておくべきポイントを紹介します。
達成したいKGI視点でSNS運用サポートをしてくれるか
前述した通り、SNS運用は数あるコミュニケーション・プロモーションの中の一手段に過ぎません。
コンテンツをバズらせること、フォロワーを伸ばすことは重要ではありますが、“それ自体”が目的になってしまっては、本来目指していたゴールから逸れてしまうことも。
大切なのは、企業やブランドが目指す最終的なゴール(KGI)を前提として、そこに対し「SNS活用がどのように寄与するのか」という視点です。
そのため、SNSの知見だけでなく、SNS外のチャネルも含めた総合的なマーケティングの知見を持っているか・マーケティングファネル全体を捉えることができるかがSNSコンサルを選ぶ上で重要な要素になってくるでしょう。
分析・改善力があるか
SNSの効果を最大化するために欠かせないのが「分析・改善」業務です。
ここが弱いと、「フォロワーは集まったけれど、結局どのコンテンツが正解だったのかわからず、方向性が見えなくなってしまう」といった状況に陥ることも。
SNSコンサルを選定する際には、どのような指標を使うのか、どのようなロジックで分析・改善を進めていくのかを確認し、納得感があるかどうかで判断するのが良いでしょう。
テテマーチでは、業界最大60,000アカウントが登録する分析ツール『SINIS for Instagram(サイニス フォー インスタグラム)』『SINIS for X(サイニス フォー エックス)』を有しているため、前述した8つの指標はもちろん、競合他社のデータを使った分析が可能です。また、コンテンツに対しては「分類」「捨象」「比較」の3つの視点や、4象限(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の概念など、さまざまな角度から分析・改善をおこなっています。
例えばInstagramの場合、以下のようにコンテンツをテーマごとに分類したり、競合他社と比較したりすることで現状の全体像を把握。目指すべき位置を明確化していきます。
ブランド(商品)の認知拡大・理解促進を目的とした場合、各コンテンツをエンゲージメント・インプレッションの数値によって分類することで、それぞれのKPIに対しどれだけポジティブなのかを分析することができます。
同一コンテンツは捨象し、継続するコンテンツを見極めることで勝ちパターンを探索。
同時にアカウントの目的を再確認し、「自社でできて・ターゲットにマッチして・競合がやっているか」という、自社・ユーザー・競合の3C視点で改善案の良否を吟味し、ネクストアクションを決定していくという流れです。
テテマーチのSNSコンサルティングの事例
実際にテテマーチがおこなった、企業のSNSコンサルティング事例を紹介します。
事例1|株式会社ゴールドウイン/ダンスキン
- アカウント:@danskin_japan
- クライアント:株式会社ゴールドウイン
- サポート内容:Instagramアカウント運用、コンテンツ制作、広告配信、Instagramキャンペーン支援
■ detail
ダンスキンの公式インスタグラム(@danskin_japan)運用を支援。
「こころとからだ。わたしを、生きる。」をコンセプトに掲げすべての女性たちに寄り添うブランド姿勢から、Instagramアカウントのターゲット層や競合、ブランド独自性から策定。
アカウントの成長ロードマップを定義し、「コンテンツ改善フェーズ」「フォロワーとのコミュニケーション活性化」の各フェーズに対して、状態目標・KPI・施策内容を設定し、運用の実行をおこないました。
具体施策としてはInstagramのフィード投稿、リール、ストーリーズの運用コンサルティングや新規認知獲得へ向けたインフルエンサー起用の投稿を実施。
施策の効果検証・改善まで網羅的に支援。
■ 支援前の課題
設定しているKPIがフォロワーのみになっており、詳細なKPI設定ができていない。
KPIの設計、目標達成へ向けた戦略を描き、アルゴリズムの変化等にも対応した運用をしたい。
■ 施策の効果
ブランドを体現したInstagramアカウントの運用の戦略策定がされたことで、長期的な方針を確立。
KPI設計では、アパレル・美容製品・スポーツ業界の平均水準と照らして、フォロワー数、リーチ数、エンゲージメント率、Webサイト送客数を定義。
目標達成率ではフォロワー数 103%、リーチ数 104%を実現。
事例2|三井農林株式会社/日東紅茶
- アカウント:@nittohblacktea.jp
- クライアント:三井農林株式会社
- サポート内容:Instagramアカウントの立ち上げ、戦略設計、コンテンツ制作、運用、分析・改善
■ detail
老舗の紅茶ブランドとして知られる「日東紅茶」のプロダクトの認知度を拡大させるため、自社商品を紹介するInstagramアカウントの立ち上げ・戦略設計・運用・分析のフル支援をおこないました。Instagramアカウントが「おうちでティータイムを手軽・気軽に楽しむアイデアが得られる場」となるような世界観づくりを意識し、紅茶を使った季節感のあるレシピのフィード投稿や製品紹介リール動画企画を立案。コアなブランドファン、紅茶ファンやライトユーザー、さらにこれから日東紅茶を好きになってくれそうな潜在ファンまで、ユーザー心理を分析し、”わくわくする”コンテンツが投稿されているアカウント≒日東紅茶は”わくわくする”ブランドというイメージの定着を目標としてコンテンツを制作。
■ 支援前の課題
日東紅茶ブランドのInstagramアカウントの立ち上げ
■ 施策の効果
前期比で、フィード投稿平均リーチ数:354% リール投稿平均リーチ数:345%と大幅に成長。
フィード投稿の全体エンゲージメントも前期と比べ1.7倍、リール投稿は2.4倍に増加(2023年7月~12月:2024年1月~6月)。
事例3|株式会社生活総合サービス/ボコとデコ
- アカウント:@boco_to_deco
- クライアント:株式会社生活総合サービス
- サポート内容:Instagramアカウント運用内製化へ向けたコンサルティング支援 (ガイドライン作成、ロードマップ策定、投稿案の提案、月次レポーティング・改善提案)
■ detail
株式会社生活総合サービスの商品ブランド「ボコとデコ(青汁)」の公式Instagramアカウント運用のコンサルティングを実施。
新規顧客へ向けた商品の認知・興味喚起や既存顧客のリピート購入意向の向上を目的にInstagramアカウントのコンセプト設計、運用ガイドライン策定、ロードマップの策定、投稿案の提案、月次レポーティングと改善へ向けたPDCAの実施を伴奏支援しました。
約6か月のコンサルティング支援を通じて、Instagramアカウント運用の内製を実現。
具体的な分析・改善内容としては、投稿を「商品紹介」「利用シーンのイメージ喚起」「開発シーンのイメージ喚起」など複数のコンテンツ分類をおこない、エンゲージメントやリーチの傾向から成果の高い投稿の方向性を分析。分析結果に基づいた投稿改善をおこなうことでアカウントの成長に繋げました。
■ 支援前の課題
ブランドの世界観を体現したInstagramアカウント運用の内製化実現へ向けたアカウントの方向性定義、投稿コンテンツ設計
■ 施策の効果
ブランドの世界観を体現したInstagramアカウントの基盤を整備したことで、その後の運用内製化を実現することができた。
また、Instagramに投稿した情報のメールコンテンツへの二次利用をすることで、SNS外の情報発信にも貢献。
Instagramを通じたユーザーとの継続的な接点創出でブランドへの信頼度を向上させることができた。
まとめ
本記事では、SNSコンサルの業務内容やその流れ、依頼先を選ぶポイントなどについてお伝えしました。
SNSコンサルは、自社アカウントを運用し、分析・改善のサイクルを回していくノウハウが無い企業にとって、非常に有効な手段です。費用だけでなく、戦略立案のステップに納得感があるか、自社の求めるサポートイメージと合致しているかなど、本記事の内容を参考に様々な視点から最適なSNSコンサルを選定してみてください。
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