【イベントレポ】完全招待制イベント「SPOTLIGHT」初開催
企業向けSNSマーケティング支援を中心としたビジネス展開をするテテマーチ株式会社(本社:目黒区、代表取締役:上田 大介)は、2023年3月30日(木)に完全招待制のオフラインイベント【SPOTLIGHT 2023 1st -プロモーションの成功と未来-】を開催いたしました。
■SPOTLIGHT 2023 1st -プロモーションの成功と未来- について
完全招待制イベント「SPOTLIGHT」は、さまざまな分野の著名なゲストから、企業における課題やその改善策を、事例を交えながら講演・議論していくオフラインイベントです。
初開催である今回は、「プロモーションの成功と未来」と題し、プラットフォーム・事業会社・支援会社の垣根を超え、それぞれがプロモーションでどのような課題を感じ、どうやって課題を紐解いていったのか。多角的な目線でプロモーションの未来を語りました。
トークセッション終了後は、参加者同士が自由に交流できる懇親会を実施し、イベントを通して合計30名が参加しました。
<実施概要>
〇イベント名 SPOTLIGHT 2023 1st ─プロモーションの成功と未来─
〇開催日時 2023年3月30日(木)
〇プログラム
・セッション01:コロナ禍で変革したブランド戦略とプロモーション
・セッション02:「繋ぎ目のない」OMOとプロモーション
・セッション03:顧客を読み解き、購買心理捉えるSNSとデータの関係性
・セッション04:プロモーションを進化させるInstagramの価値共創
・懇親会
〇会場 テテマーチ株式会社 オフィス(東京都目黒区目黒1-24-12オリックス目黒ビル7F)
■セッション01:コロナ禍で変革したブランド戦略とプロモーション
1つ目のセッションでは、日本航空株式会社の山名敏雄さん、株式会社CRAZYの松田佳大さんをゲストにお迎えし、「コロナ禍で変革したブランド戦略とプロモーション」をテーマにお話を伺いました。モデレーターは、当社CCO(Chief Creative Officer)のふくままさひろが務めました。
コロナ禍におけるユーザーコミュニケーションについて山名さんは、「コロナ禍では世の中にむけて『出かけましょう』と外出を促すことは絶対に出来なかったので、オンラインで旅気分を味わえるオンライントリップ『旅の試着』を企画しました。日本各地の魅力をオンラインでユーザーに届けることで自宅でも旅気分が味わえるほか、コロナが終息した時に行き先の選択肢の一つになるような狙いもありました。」とコロナ禍のコミュニケーション施策について紹介しました。
また、ユニークな結婚式を手掛けるCRAZYでマーケティングを担当する松田さんは、「コロナ禍にマーケティング戦略の見直しをしました。顧客が式場選びをする前の段階から自社会場『IWAI OMOTESANDO』に触れて顧客と接触を持つ機会を作り、将来の式場選びの候補の一つとして想起してもらう仕組みを全社員が統一して持つことができたのは、コロナ禍における大きな資産になりました。」と話すと、山名さんも共感を寄せ、「顧客の検討段階で選ばれるために、ユーザーと積極的にコミュニケーションが取れるSNSに挑戦している」とコメントしました。
■セッション02:「繋ぎ目のない」OMOとプロモーション
2つ目のセッションでは、株式会社I‐neの小林禎亮さん、DINETTE株式会社の斉藤圭さんをゲストにお迎えし、「『繋ぎ目のない』OMOとプロモーション」をテーマにお話を伺いました。モデレーターは、当社取締役兼ブランドプロデューサーの三島悠太が務めました。
人気まつげ美容液「PHOEBE BEAUTY UP アイラッシュセラム」などで知られるDINETTEの斉藤さんは、メディア事業から発展したコスメブランドの立ち上げが大きく成功した要因について聞かれると、「まずはメディア事業を深掘って、コスメのターゲット層に確実に広告を当てたり、売り場設計を整えたことに尽きます。」と成功の秘訣を紹介しました。
一昨年の発売から大ヒットを記録している人気ヘアケア商品「YOLU(ヨル)」をはじめ、多数のヒット商品を販売するI-neの小林さんは、「プロモーション活動で、どのチャネルや媒体においても商品を浸透させる1つのコミュニケーションワードをベースにして、プロモーションを実施するように気をつけています。」と話し、大人気商品を複数手掛ける企業のプロモーション活動の裏側を紹介しました。
■セッション03:顧客を読み解き、購買心理を捉えるSNSとデータの関係性
3つ目のセッションでは、株式会社ブレインパッドの東一成さんをゲストにお迎えし、「顧客を読み解き、購買心理を捉えるSNSとデータの関係性」をテーマにお話を伺いました。モデレーターは、当社取締役の松重秀平が務めました。
企業からよくいただくSNS運用の相談について、モデレーターの松重は、「以前は『フォロワーやエンゲージメントを増加させたい』といった相談が寄せられていました。しかし、SNSへの投資が増える一方で『売上に繋がっているか分からず、何をしたらよいかも分からない』といった新しい相談の声を最近はよくいただきます」と、昨今の企業が抱える悩みの変化についてコメントしました。
データの活用・分析に特化したブレインパッドでプロダクトビジネス本部長を務める東さんは、「企業がデータ見るときに大切にしたいのが、目的と目標を整理することです。目的に何を置くか整理し、その目的を達成するための過程に目標があります。例えば売上目標だけを追いかけると成果実感が低く感じることが予想されるので、データに向き合う=目的を明確に整理することをおすすめします。」と、コメントし、参加者は感心した様子で耳を傾けていました。
■セッション04:プロモーションを進化させるInstagramの価値共創
4つ目のセッションでは、Facebook Japan株式会社の倉迫有沙さんをゲストにお迎えし、「プロモーションを進化させるInstagramの価値共創」をテーマにお話を伺いました。スピーカーに当社取締役の松重秀平と、モデレーターに当社取締役兼ブランドプロデューサーの三島悠太が参加しました。
当社独自の研究機関「サキダチラボ」で所長を務める松重から、「Instagramのフィード投稿・ストーリーズ投稿・リール投稿、全てにおいてユーザーから見られている機会が昨年末にかけて下降傾向にあることが調査の結果分かりました。これはアカウント数が増えていることによる露出の分散が起こっているのではないでしょうか。」と、仮説を提言しました。それに対し、Instagramを運営するMetaの日本法人・Facebook Japanの倉迫さんは、「利用アカウント数が順調に伸びているのは事実です。特に成長しているフォーマットである短尺動画を効果的に活用したり、UGCも含めてクリエイターとコンテンツを共創することで成長しているアカウントも多いので、利用者にとって本当に欲しい情報=”良い投稿” は露出し、きちんと届く仕組みになっていると言えます。」と当社の調査データについてコメントしました。
さらに倉迫さんは、「独自の調査で、フォロワー数やUGCの数よりも、UGCのエンゲージメントがパフォーマンスに繋がっているという結果が出ています。つまり、UGCを生み出すだけでなく質のあるUGCをどうやって生み出すか、が企業のすべきコミュニケーションだと思います。」と、プラットフォーマーの視点から見えるプロモーションと利用者の関係性について話しました。
■懇親会の様子
▲和やかな雰囲気で懇親会が行われました
▲会場でご用意したケータリングとドリンク
■アーカイブ映像の配信について
トークセッションの様子を、2023年4月28日(金)15時から配信します。
<配信時間>
15:00~15:35 セッション01:コロナ禍で変革したブランド戦略とプロモーション
15:35~16:10 セッション02:「繋ぎ目のない」OMOとプロモーション
16:10~16:45 セッション03:顧客を読み解き、購買心理捉えるSNSとデータの関係性
16:45~17:20 セッション04:プロモーションを進化させるInstagramの価値共創
<視聴方法>
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https://tetemarche.co.jp/spotlight2023spring_online/?release